訪問看護をどう利用していくか

24時間つきっきりで要介護者の介護を行うというのは不可能です。そんなことをすれば要介護者よりも先に介護者の方が体調を崩してしまうことになります。また家事や外出、仕事など、要介護者の世話以外にもしなくてはならないことは幾つもあります。

この際に最も役に立つサポートのシステムが「訪問介護」です。ホームヘルパーが自宅にやってきて様々なことを手伝ってくれるものです。訪問介護はサービスによって2つのカテゴリーに分かれており、食事の手助けや入浴の介助、着替え、おむつの交換などをしてくれる「身体介護型」と、掃除、選択、調理などのサービスが中心となる「生活援助型」とです。

これらは日常の暮らしに密接にかかわってくる部分を手助けしてくれるものですから、サービス提供者と利用者との間に信頼関係がないとうまくいかないわけです。プライバシーにかかわる部分はどのように線を引くのか、夜間に訪問する時などは鍵をどこに置いておくのかなどを最初に決めておきましょう。またサービスの範囲を最初に決めておくことも大切です。

デイサービスで介護職として働く

大学を卒業してから5年間施設で介護職をしていましたが、在宅での介護を支える仕事がしたいと感じた私は、デイサービスで介護職として働くことを決めました。

施設は施設でやりがいを感じていたのですが、デイサービスはまた違った魅力がありました。
デイサービスに家族が申し込み、嫌々来ているという人も多少はいましたが、大半の人が楽しみにしている、ここがあるから張り合いがあると言ってもらえて、感謝の気持ちを伝えてもらいました。

一人暮らしの人もいて、デイサービスがお正月休みに入ると、その間一人になっていまう、寂しいわと話している人もいました。デイサービスが生きがいになっている、役に立っていると感じて、ますます張り切って仕事をしていました。

介護の内容は、入浴、トイレ、更衣、食事の介助などでした。家のやり方と合わせて介護をするように、家族の人とも連携を密にしていました。
家まで送迎するのですが、家族の人と話す機会もあり、デイサービスと家族が一緒になって介護をしていると感じました。

チームになって介護をしているので、介護職同士の関係もとても良く、働きやすい職場でした。

介護保険の認定調査について

介護保険を受ける際には、認定調査が必要となります。要介護認定の申請を行うと一週間ほどで認定調査員が自宅を訪問することになります。調査の日程についてはあらかじめ電話での連絡がありますので、都合のよい日を決めてください。
要介護者が入院中である場合には病院で調査が受けられるようにあらかじめ病院側の許可を取っておく必要があります。認定調査に答えるのは原則として本人になっていますが、痴呆や重度の病気がある場合には家族が代わって答えることができます。いずれにしても、お年寄り一人で答えさせるのではなく、そばに誰かが付き添っている方がいいでしょう。

認定調査は心身の状況についての質問、食事や排せつ、入浴といった日常生活の状況についての質問、薬は自分で飲めるか、意志の伝達能力、金銭の管理など79項目について確かめられます。これはかなり疲れることであり、またお年寄りが、できないことを「できる」と答えてしまうこともありますので、注意してあげてください。

介護の勤務先を決める前に

体が不自由だったり、認知症で目が離せないなど介護が必要な高齢者のお世話をするのは、一時も油断出来ないので神経を使い、休む暇もありません。しかもほとんど一日中立ち通しなので、心身共にとても疲れます。職員も人間ですから、十分な休憩が必要です。

しかし、施設によっては職員不足やその他の理由から、休憩時間が十分に取れない事業所もあります。お世話が必要な利用者の方々に質のいいサービスを提供するには、お世話する側の職員が、心身共にいい状態でいることが必要です。そして、仕事をする環境が良ければ職員同士の関係も良くなり、スムーズに仕事が進み、それが利用者へのサービスにつながります。

介護に限らず、仕事をするなら気持ちよく頑張りたいものです。そこで、求人に応募して勤務先を決める時には、その応募先が施設見学などを行っていれば、それを利用して応募先についての情報を集めることをお勧めします。求人票や面接官との話だけでは見えないものがわかり、勤務先の決定に必ず役立つはずです。

介護費用をどう処理するか

介護を必要とする人が出てくるのは突然のことです。
入院や事故による骨折などをきっかけとして介護が必要となることが多くなりますが、その際に介護者にかかわる人を全員集めて家族会議を行うということが理想的です。
そこで「介護にかかる費用をどう処理するか」を決めるとその後がスムーズにいきます。介護保険を利用すればそれほど大きな負担にならないと考えていたとするとそれは間違いです。

要介護者の居室を用意し、ベッドやポータブルトイレ、車椅子や杖などの備品を用意するほか、食費、紙おむつなどの消耗品、冷暖房などの設備を取り付けるとしたら相当な出費を覚悟しなくてはなりません。
こうした必要費用は介護者が当面負担することになるわけですが、最終的には家族らが等分に負担することになります。細かい出費が積もっていくと介護するストレスにつながっていきます。
そのため、お金に関する項目は最初の家族会議で決めておき、介護に関する費用は月々決まった額で負担することを決めておけるといいでしょう。

老人ホームに思うこと

一口に老人ホームといってもたくさんの種類があります。
通常は、特別養護老人ホームのことを差していますが、その他にも老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、ケアハウスなどがあります。もちろんそれぞれ介護、リハビリ、軽度、認知症患者向けなどさまざまな用途に応じるため細分化していますが、一般に富裕層は、有料老人ホームか老人保健施設に入所します。
また、一般人は特別養護老人ホームやケアハウスに入所します。認知症患者は、他の入所者に迷惑がかかるため、グループホームに入所するのが一般的です。

こうした実情を見るに、老人福祉施設といっても、お金があるかどうかという格差を感じざるを得ません。有料老人ホームの中には、高級ホテルよりも立派で、一流のコンシェルジェが出迎えてくれる受付サービスがあるところがあります。
また、医師が常駐し、常に健康管理してくれるところもあります。その分費用もとても高く、部屋を占有するのに数千万円、毎年数百万円の利用料をとるところがあり、とても一般市民の手に届かないところもあります。
とても腑に落ちません。

昨今の老人ホームレクリエーション事情

老人ホームでのレクリエーションといえば何を思い浮かべるでしょうか。
私はかつて、介護現場で働いていたことがありますが、当時、現場に入ってみて「こんなことまでやるのか」と驚いたことが多々ありました。

まず、午前中と午後の「棒体操」は基本です。体の体側部を伸ばしたりする運動は重要です。これは日常的に毎日行うものなのですが、驚いたのはフラダンスや民謡などをされている地域の方々のステージなども見られ、とても老人ホームとは思えないほどの活発さでした。老人ホームといえばそれまで静かにお年寄りが暮らしているというイメージしかなかったので、とても驚いたのを覚えています。

また、カラオケや麻雀卓、将棋盤も常備されており、レクリエーションアイテムが揃っていました。話を聞くと、今ではどこのホームでも麻雀や将棋盤は揃っているそうです。
これからの老人ホームはますます現役世代が入ってきますから、そうなるとテレビゲームなども置かれるようになるかもしれませんね。

良い老人ホームとはどのような施設か

数年前の介護制度の改正により、介護業者以外の業者でも比較的簡単に事業参入できるようになりましたが、良い老人ホームに巡りあうのは結構難しいことです。

まず、契約関係がしっかりしている施設を選びましょう。細かい契約書を作っている施設なら細かいほど良いです。私の祖母が行っている老人ホームを基準にお話をしますが、定期的に通っている病院へは施設の人間が必ず付き添いで行き、日常的な生活についても契約条項に含まれており、美容師さんが施設に来てくれて髪を切ってくれるように配慮してくれていたり、事前にそういった契約条項がわかる施設であることが重要です。

また、職員の方の雰囲気にも注目です。家族が来ていても不満そうな態度が出ていたりする職員の姿を見たことがある別の施設では、その後、虐待が発覚しました。自分の身内が入る第二の家ですので、そこに務める職員の方の人間性や雰囲気を何度も足繁く通って確かめておくのも重要なことです。

老人ホームで楽しい時間を

私の母は老人ホームでお年寄りの方々のサポートをする仕事をしています。その母からきいた老人ホームでの充実した内容についてご紹介させていただきます。

まず、老人ホームというと一日何をしているのだろうと思われる方が多いかと思いますが、外部から人を招き、勉強会やお稽古などもするそうです。
母がいるところでは、手芸の先生や書道の先生もきてくださるとのことでした。また、おしゃれがしたい方にむけては、出張美容師さんがくることもあるそうです。

そして、天気がよい時は近くの公園をいっしょにお散歩するなど、比較的個々人が好きなように時間を過ごすことができるそうです。家族の方が来ていっしょに食事を楽しむ人もいるそうですが、やはり家族の方が頻繁にくるという人は少ないようです。

老人ホームに入居したというと少しさびしい印象があるかもしれませんが、入居者同士仲良くもなれるようなので、意外と楽しい時間をすごせるのかもしれませんね!

老人ホーム選びのポイント

私の母が現在老人ホームに入所しています。今の所は二件目です。
以前に入所していたところでは、ケアマネージャーさんとあまり相性が良くなかった為、母自身も自分のお部屋から出るのが苦痛になり、せっかく美味しいご飯も喉を通らなくなったようで、精神面も考慮して変えることになったんです。

現役時代に仕事を頑張ってきた分、母にはやはり老後くらいはのんびり過ごして貰いたかったですしね。しかし、2件目を探すのにはかなり苦労しました。
先ず、最近は人気な所がすぐに埋まってしまう為、何度応募しても落選の嵐でした。

そんなある日、ラッキーなことにも我が家の近所に老人ホームが建設されることになり、まだ建設中だった為モデルルームの様な場所に案内して頂きました。
たまたま担当のケアマネージャーさんもいらして、母も安心して頼れそうな方だったと言っていた為すぐに応募し、入所も決まりました。
更には前回入所していたところと同じ会社がたまたま経営していた為、入所費用は半額で済みました。今では快適な老人ホームライフを送っていますよ。
娘の私としても安心しました。

実体験としましては、先ず何件か見学して、本人に合う老人ホームを選んであげるのが良いのかもしれませんね。